CIS経済同盟(読み)シーアイエスけいざいどうめい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「CIS経済同盟」の意味・わかりやすい解説

CIS経済同盟
シーアイエスけいざいどうめい

1993年5月に行われた独立国家共同体 (CIS) 首脳会議で,CIS加盟 11ヵ国のうち9ヵ国が参加を表明した経済統合のための同盟経済同盟は,国家間の決済効率化のための通貨同盟,国家間の自由貿易連合,関税同盟などを中心に構成され,共通金融・通貨政策策定,物資・資本流通,統一市場の確立を目指している。 CIS同盟条約は CISの結束強化のため,ロシアが中心になってまとめたが,この同盟が機能すれば,ロシアの新ルーブルの影響力が増大することになるとみられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android