F.G.ラウンズベリー(その他表記)Floyd Glenn Lounsbury

20世紀西洋人名事典 「F.G.ラウンズベリー」の解説

F.G. ラウンズベリー
Floyd Glenn Lounsbury


1914 -
米国の人類学者。
エール大学教授。
北米のイロクォイ・インディアンブラジルのテレナ族などの言語民族学的研究に従事。アメリカ・インディアンの諸言語に関する研究、民族誌を多く発表。構造言語学における音素分析の方法を文化人類学に適用し、特に親族名称の成分分析、形式的意味分析を中心に優れた認識人類学的研究を発表。クロウ型とオマハ型の親族名称体系が複数の類型に分類できることなどを発見。また、親族名称の多義性が一定の規則性を持ち、ルールを設定すると全体が体系化し得ることを立証した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android