20世紀西洋人名事典 「F.M.M.ミッテラン」の解説
F.M.M. ミッテラン
François Maurice Marie Mitterrand
1916.10.26 -
フランスの政治家。
フランス大統領。
シャラント県ジャルナック生まれ。
パリ大学法学部に学ぶ。
第二次大戦で捕虜となるが、脱走して対独レジスタンスに参加し、「全国捕虜流刑者運動」代表となる。1945年民主社会主義抗戦同盟の創立に加わり、’46年下院議員となる。’48年総理府情報長官を経て、内相や法相など要職を歴任し、’71年新社会党の書記長を務め、’81年ジスカール・デスタン大統領を破り、初の社会党出身の大統領となる。就任後は死刑廃止や企業内の労働者の地位強化、地方分権化など選挙公約の実現に努める。’82年フランス元首として初めて来日する。著書に「真実のわが役割」(’69年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報