G.フリードリッヒクナップ(英語表記)George Friedrich Kunapp

20世紀西洋人名事典 の解説

G.フリードリッヒ クナップ
George Friedrich Kunapp


1842 - 1926
ドイツの経済史家,統計学者,貨幣理論家。
元・ライプチヒ大学教授,元・シュトラスブルク大学教授。
ギーセン生まれ。
ミュンヘン、ベルリン、ゲッティンゲンの各大学に学ぶ。ライプティヒ大学教授となる。1874〜1919年シュトラスブルク大学教授。同大学時代は農業史家として知られる。またこの時期以降、新歴史学派の中心人物の一人として活躍し、その後のドイツ比較農業史研究に大きな影響を与える。晩年には彼の最大の業績である貨幣理論にむかい、「貨幣国定学説」(’09)を著す。貨幣の価値は、その素材によってではなく、国家が貨幣に与えた法的な強制通用力によってきまると主張し、いわゆる名目主義貨幣論の基礎を築く。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android