強制通用力(読み)キョウセイツウヨウリョク

デジタル大辞泉 「強制通用力」の意味・読み・例文・類語

きょうせい‐つうようりょく〔キヤウセイ‐〕【強制通用力】

法律による、支払い手段としての貨幣の通用力。日本では、日本銀行券は、公私一切の取引に無制限に通用するが、補助貨幣(硬貨)の受け払いについては額面金額の20倍までに限り通用力がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「強制通用力」の意味・読み・例文・類語

きょうせい‐つうようりょくキャウセイ‥【強制通用力】

  1. 〘 名詞 〙 通貨が金との兌換(だかん)によってではなく、法律によって支払の手段として流通しうる力。日本では、日本銀行券は無制限の通用力をもつが、政府発行の臨時補助貨幣はその額面金額の二〇倍以内に限り通用力がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android