GT管(読み)ジーティーかん

精選版 日本国語大辞典 「GT管」の意味・読み・例文・類語

ジーティー‐かん‥クヮン【GT管】

  1. 〘 名詞 〙 ( GTは[英語] glass tube の略 ) 長さ約九センチメートル、直径約三センチメートルの円筒状のガラスでできた真空管で、八本脚の口金を使ったもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「GT管」の意味・わかりやすい解説

GT管
ジーティーかん

ガラス真空管 glass tubeの意味。 ST管より堅牢高性能金属管の金属被覆部をガラスに置き換えた電子管。8本の電極ピンをもつ口金 (オクタルベース) を用いている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のGT管の言及

【電子管】より

…さらに三極管を改善した四極管,五極管などが次々に発明され,このうち小型(小電力)のものは一般に真空管vacuum tubeと呼ばれ,ラジオ放送開始(日本で1925年)以後,受信機用として多く作られた。その後当初のナス形管から30年代ST管,40年代GT管,50年代以降mT管としだいに小型化された。また管の種類が増すに従って専門的には受信機に用いるような小型管を受信管と呼び,大型管やブラウン管などを含めた全体を電子管と呼ぶようになった。…

※「GT管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android