IEEEが策定した広域無線通信の規格。光ファイバーやADSLの敷設が困難な地域で、高速なインターネット通信を実現する規格として考案された。2001年に策定されたIEEE802.16は、見通し距離50kmで最高70Mbpsの通信速度を実現する。この通信を使ったネットワークをWireless MAN(Wireless Metropolitan Area Network)という。その後、2003年に策定されたIEEE802.6aと統合する形で、2004年にIEEE802.16-2004が規格化された。IEEE802.16-2004によるネットワークは、WiMAX(ワイマックス:Worldwide Interoperability for Microwave Access)と呼ばれる(Wireless MANのひとつ)。国内では、2009年からモバイル機器に対応したモバイルWiMAXのサービスが始まっている。