IPセントレックス(読み)あいぴーせんとれっくす

ASCII.jpデジタル用語辞典 「IPセントレックス」の解説

IPセントレックス

企業向けIP電話サービスで、従来の加入者電話におけるPBX(構内交換機)の機能を外部業者にアウトソーシングするサービス。Centrexとは「Central(中央の)」と「Exchange(電話交換機)」の合成語で、これにVoIP技術が加わったことでIPセントレックスと呼ばれる。IPセントレックスでは、PBXの機能を持つサーバー(IP-PBX)やソフトスイッチが、網内にあるすべてのIP電話端末間の通話を処理する。企業活動に必要な「保留」「転送」「代表番号着信」などの制御もこうしたIPセントレックスサーバーが行なう。サーバーは、キャリアや専門の事業者が保守・運用するため、ユーザー企業はPBXが不要になる。IP電話を配置した社内LANを、WAN回線でIPセントレックスの事業者に接続するだけでよい。これで電話網とデータ網がIPネットワーク一元化され、PBXの所有・通信コストが削減される。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android