米国を代表する小説家の1人。フルネーム、Jerome David Salinger。1919年1月1日、ニューヨーク州生まれ。ユダヤ系アメリカ人。 39年、コロンビア大学聴講生となり、40年、処女作『若者たち』を発表。自作原作の映画「愚かなり我が心」が50年に公開されたが不評であり、サリンジャー自身も映画を観て激怒。以降、自作の映画化を許さなかった。50年、代表作『ライ麦畑でつかまえて』(The Catcher in the Rye)が完成。若者を中心に圧倒的支持を得た。2013年までの累計発行部数は、全世界でおおよそ6000万部とされる。その後、注目されることを嫌いニューハンプシャー州に移住。65年、『ハプワース16、1924年』の発表を最後に隠遁生活に入る。2010年1月27日、死去。享年91。13年8月25日、未発表作品のうち少なくとも5作品が新たに出版されることが、ニューヨークタイムズにより伝えられた。