知恵蔵 「MID」の解説 MID 米インテルが提唱するIT機器の新カテゴリ。同社のATOM搭載を前提としている。“携帯用のインターネット利用端末”を意味する「Mobile Internet Device」の略称。サイズと性能の面で、スマートフォンと低価格モバイルパソコンもしくはNetbookの中間に位置づけられている。スマートフォンより大きめの液晶ディスプレイを搭載し、画面を指やペンでタッチして操作。3G回線やMobile WIMAX、無線LAN等を利用してインターネットに接続する。ウェブブラウザや電子メールソフトを中心に、各種のアプリケーションが利用できる。OSにはパソコン用のWindowsではなく、携帯機器向けのLinuxを搭載するのが前提となっている。2008年8月現在、日本国内でMIDに相当する機種は発売されていないが、ウィルコムが同年7月に発売したWindows Vista搭載機、WILLCOM D4の形状がMIDに近いと考えられる。 (斎藤幾郎 ライター / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
IT用語がわかる辞典 「MID」の解説 エムアイディー【MID】 インテルが2007年に発表したモバイル端末のコンセプト。同社のAtom(アトム)プロセッサー搭載を前提とした、携帯してインターネットやメールを利用するための小型・軽量の情報端末。タッチパネル式の液晶ディスプレイが装備され、無線LANや3G携帯電話回線によってインターネットに接続する。機能・サイズともに、ネットブックとスマートフォンの中間に位置する。◇「mobile internet device」の頭文字。 出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報