20世紀西洋人名事典 「N.K.イェルネ」の解説
N.K. イェルネ
Niels Kaj Jerne
1903 -
スイスの免疫学者。
バーゼル血清研究所所長,パストゥール研究所教授。
ロンドン(英国)生まれ。
ライデン大、コペンハーゲン大で学び、オランダ血清研究所、WHO(世界保険機構)等を経て、1969年バーゼル血清研究所所長となる。その後、’80年にはパリのパストゥール研究所教授。彼は生体内には、抗原が侵入してきたとき、対応する自然抗体を選んで抗原‐抗体反応を起こし抗体をつくる自然抗体があるとする、免疫抗体産生の自然選択説を提唱。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報