NBF

ASCII.jpデジタル用語辞典 「NBF」の解説

NBF

MicrosoftのMS-NetworksやLAN Managerなどで使用されていたNetBEUI(NetBIOS Extended User Interface)をNT上で実装し直したプロトコルスタック。NBFはOSI階層モデルでいうネットワーク層とトランスポート層に相当する。NBFはNetBEUIとは上位互換で、上位インターフェイスをTDI(Transport Driver Interface)に対応させた。TDIはWindows NTで初めて導入されたもので、トランスポート層の違いを吸収して、セッション層から各トランスポート層を透過的に使用できるようにする。このほかNBFでは、サーバー上のアダプターカード1枚ごとに最大アクティブセッション数が255までという制限を解消したり(セッションを識別するローカルセッション番号フィールドが1byteしか用意されていないため)、ウィンドウ制御を取入れてパフォーマンス改善を図っている(パケット受信に対する確認パケットを1回ごとに返すのではなく、複数回分まとめて返す方法。ネットワークのバンド幅最大限に活かすことができ、特に伝送遅延の大きなシリアル回線などで効果的)。

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