仮想通貨(読み)カソウツウカ(英語表記)virtual currency

翻訳|virtual currency

デジタル大辞泉 「仮想通貨」の意味・読み・例文・類語

かそう‐つうか〔カサウツウクワ〕【仮想通貨】

紙幣硬貨のような現物をもたず、電子データのみでやりとりされる通貨。主にインターネット上での取引に用いられ、特定国家による価値保証はない。不正防止のために高度な暗号化技術を用いているものは、暗号通貨ともいう。デジタル通貨バーチャルカレンシー。→ビットコイン
[補説]令和元年(2019)5月に可決された改正資金決済法において、法令上は暗号資産と称するよう定められた。

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共同通信ニュース用語解説 「仮想通貨」の解説

仮想通貨

暗号資産(仮想通貨) インターネット上で取引される財産的な価値を持つ電子データ。円やドルなどと違って硬貨や紙幣といった実体はなく、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用し、複数コンピューター相互に取引を承認・記録することで信頼性を担保している。取引に銀行を介さないため海外送金の手数料が安いのが利点とされるが、取引価格の大幅な変動悪用課題となっている。(共同)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「仮想通貨」の意味・わかりやすい解説

仮想通貨
かそうつうか
virtual currency
digital currency

インターネット上で決済送金の手段として利用できる特別の財産的価値のこと。法定通貨との誤解が生じることを避け、また、国際的な用語法とあわせて、2019年(令和1)の資金決済法改正以降は、暗号資産crypto assetと称されている。

[福原紀彦 2021年6月21日]

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百科事典マイペディア 「仮想通貨」の意味・わかりやすい解説

仮想通貨【かそうつうか】

インターネット上でのみ流通する,紙幣や貨幣を持たず公的金融機関を媒介しない通貨。→ビットコイン

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