NTN(読み)エヌティーエヌ

百科事典マイペディア 「NTN」の意味・わかりやすい解説

NTN[株]【エヌティーエヌ】

ベアリング・メーカー大手3社の一つで,等速ジョイントでは国内トップ。1918年西園四郎が三重県桑名に西園鉄工所を創業。その後,巴商会提携,1927年に同社ボールベアリング部と西園鉄工所ベアリング製造部門を分離・統合してエヌチーエヌ製作所を創設。1934年株式会社に改組。1937年東洋ベアリング製造に改称。1972年エヌ・テー・エヌ東洋ベアリングに改称。1989年現社名に改称。情報機器・自動車産業機械用など幅広い事業展開を行っている。本社大阪,工場桑名,宝塚ほか。2011年資本金543億円,2011年3月期売上高5301億円。売上構成(%)は,自動車市場向65,産業機械市場向19,補修・市販市場向16。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「NTN」の意味・わかりやすい解説

NTN
エヌティエヌ
NTN Corporation

ベアリングメーカー。1918年三重県の西園鉄工所でボールベアリングの研究製作を開始。1923年大阪の巴商会と西園鉄工所が提携し,巴商会ボールベアリング部として創業,NTNの商標軸受の製造・販売を開始した。1927年巴商会から分離して合資会社エヌチーエヌ製作所設立。1934年株式会社に改組。1937年東洋ベアリング製造,1972年エヌ・テー・エヌ東洋ベアリングと改称したのち,1989年現社名となった。各種ボールベアリング,ローラーベアリング,ジョイント類,機械部品を製造する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「NTN」の解説

NTN

正式社名「NTN株式会社」。英文社名「NTN CORPORATION」。機械工業。昭和9年(1934)「株式会社エヌチーエヌ製作所」設立。平成元年(1989)現在の社名に変更。本社は大阪市西区京町堀。部品メーカー。産業機械や自動車に使われるベアリング(軸受け)の大手。自動車用部品の等速ジョイントにも注力東京証券取引所第1部上場。証券コード6472。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android