…アメリカはエクスプローラー・シリーズによって,地球周辺のみならず地球を脱出して太陽系の空間観測も行った。さらに1960年代からはより大型の科学衛星として,OAO(orbital astronomical observatoryの略),OGO(オゴ)(orbital geophysical observatoryの略),OSO(オソ)(orbital solar observatoryの略)のシリーズを打ち上げて,天文学,地理学,太陽観測などを行った。60年前後からはタイロス,エッサのような地球を観測する科学衛星の登場とともに,人工衛星を地球上の2点間の通信のために用いる初期の通信衛星の実験も行われ,宇宙空間における科学研究を主体としながらも,同時にそのために必要な技術の生活への応用が早くも開始されていたのである。…
…アメリカはエクスプローラー・シリーズによって,地球周辺のみならず地球を脱出して太陽系の空間観測も行った。さらに1960年代からはより大型の科学衛星として,OAO(orbital astronomical observatoryの略),OGO(オゴ)(orbital geophysical observatoryの略),OSO(オソ)(orbital solar observatoryの略)のシリーズを打ち上げて,天文学,地理学,太陽観測などを行った。60年前後からはタイロス,エッサのような地球を観測する科学衛星の登場とともに,人工衛星を地球上の2点間の通信のために用いる初期の通信衛星の実験も行われ,宇宙空間における科学研究を主体としながらも,同時にそのために必要な技術の生活への応用が早くも開始されていたのである。…
…この華々しい宇宙観測時代の開幕に引き続き,現在までに米ソを中心として無数の科学衛星が打ち上げられてきた。アメリカの太陽観測衛星OSO(オソ)(orbiting solar observatoryの略),地球物理研究用のOGO(オゴ)(orbiting geophysical observatory),天体観測衛星OAO(orbiting astronomical observatory),高エネルギー研究用のHEAO(high energy astronomy observatory),ソ連のコスモス,エレクトロン,プロトン,プログノズなどがこれであり,また両国の宇宙ステーション,スカイラブ,サリュート上でも太陽観測などの数々の科学観測が行われた。一方,これらの地球周辺での観測に対してアメリカのパイオニア,マリナー,ソ連のマルス,ベネラなどによる太陽系諸惑星の探査も進められてきており,近年のバイキング,ボエジャー計画はとくに有名である。…
※「OGO」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新