20世紀西洋人名事典 「P.ドゥメール」の解説
P. ドゥメール
Paul Doumer
1857 - 1932
フランスの政治家。
元・フランス第3共和国大統領。
コレージュの数学教師や政治評論家を経て、1888年下院議員に選出される。1895年ブルジョア内閣の蔵相となり、1897年フランス領インドシナ連邦の総督に着任し、植民地財政の再建にあたる。1898年フランス極東学院を建設し、インドシナ研究の端緒を作る。帰国後1905年下院議長を経て、’12年上院議員となり、’27年上院議長を務め、’31年上院と保守派の支持を得て大統領に選出されるが、’32年パリでロシア人に暗殺された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報