PM25(読み)ピーエムニテンゴ

デジタル大辞泉 「PM25」の意味・読み・例文・類語

ピーエム‐にてんご(PM2.5)

PMはparticulate matterの略》直径2.5マイクロメートル以下の超微粒子。自然由来以外に、自動車排気ガスなどに含まれる。肺の奥まで入りやすく、肺癌はいがんや呼吸系・循環器系への影響が懸念されることから、平成21年(2009)に環境基準が設定された。微小粒子状物質。→エス‐ピー‐エム(SPM)

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関連語 SPM 肺癌 エス

共同通信ニュース用語解説 「PM25」の解説

PM2・5

大気中を浮遊する直径2・5マイクロメートル以下の微小粒子状物質。自動車の排ガス工場火力発電所の煙などに含まれる。粒子が小さいため肺の奥深くまで入りやすく、ぜんそくや肺がんにかかるリスク上昇、循環器系への悪影響も指摘される。中国では北京の米大使館が独自に測定値を発表、北京市など中国の当局が2012年から観測結果の公表を始めた。中国の専門家は北京市や天津市、河北省でPM2・5が中国の環境基準(年平均で1立方メートル当たり35マイクログラム)内に下がるのは30年と予測している。(北京共同)

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