PS方式(読み)ピーエスホウシキ

デジタル大辞泉 「PS方式」の意味・読み・例文・類語

ピーエス‐ほうしき〔‐ハウシキ〕【PS方式】

production sharing system生産物分与方式開発途上国における石油天然ガスの探鉱開発契約で採用されている契約方式一種外国の石油会社が産油国に対して必要な資金資材技術を提供し、産出された石油や天然ガスを産出国と分け合うことで、投下資金を回収すると同時に利益を確保する方式。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のPS方式の言及

【開発輸入】より

…なお資源の輸入方式には,スポット契約や長期契約による単純輸入方式と,開発輸入方式およびその一種である融資輸入方式がある。融資輸入方式とは,開発に必要な機器や資金を発展途上国に供与し,その見返りに一定期間生産物の供与を受けるもので,PS(product sharing,生産分与)方式ともいわれる。同様な方式として,生産物の全量あるいは一部を割引価格で引き取り,その差額分によって貸付金を回収していく方法もある。…

※「PS方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android