20世紀西洋人名事典 「R.S.ボーン」の解説
R.S. ボーン
Randolph Silliman Bourne
1886 - 1918
米国の評論家。
ビジネスの巨大化に伴い貧民層が拡大する社会状況の中で、ビジネス社会アメリカを激しく批判した評論家。「教育と生活」(1917年)を出版し、部分的にJ.デューイに共鳴しつつ教育革命を訴えたが、若くして死去。死後出版された「早すぎる論文集」(’19年)では反戦思想が、親友V.W.ブルックス編集の「文芸急進派の歴史」(’20年)では若く激しい文芸批評がうかがえる。またJ.オプンハイムは追悼詩「ボーンのために」を著す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報