S.カニッツァーロ(英語表記)Stanislao Cannizzaro

20世紀西洋人名事典 「S.カニッツァーロ」の解説

S. カニッツァーロ
Stanislao Cannizzaro


1826.7.13 - 1910.5.10
イタリアの化学者。
元・イタリア副大統領,元・パレルモ大学主任教授,元・ローマ大学主任教授。
パレルモ生まれ。
シチリア独立戦争に参加し、敗れてパリへ逃れシュヴルールのもとで研究をする。1851年イタリアに戻りアレキサンドリア大学教授となり、’55年ジェノヴァ大学主任教授を経て、パレルモ大学主任教授やローマ大学主任教授を歴任する。又、’71年には上院議員となり、後に副大統領に就任し科学教育に貢献する。カニッツァーロ反応の発見者でアヴォガドロ仮説を承認し、原子量問題を解決して近代原子論の基礎を築く。’91年王立協会からコプリ賞を贈られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android