20世紀西洋人名事典 「S.ロゾフスキー」の解説
S. ロゾフスキー
Solomon Abramovich Lozovskii
1878.3.28 - 1952.8.12
ソ連の政治家。
元・ソ連情報局総裁。
エカチェリノスラフ県生まれ。
本名Solomon Abramovich〉 S.〈Drizo ドリゾ。
ユダヤ人家庭に生まれ、1901年中等学校卒業後ロシア社会民主労働党に入り、革命運動に参加。その後、’09年フランスへ亡命。’17年二月革命後帰国、全ロシア労働組合中央評議会書記を務める。除名、復党を経て、’21年プロフィンテルン創立に尽力、書記長。’39〜46年コミンテルン執行委員、外務人民委員代理。46年情報局総裁。’39年歴史学博士となり、高等党学校教授も務める。’49年シオニストの陰謀事件に連座して逮捕、’52年処刑されるが、’56年スターリン批判の後、名誉回復された。労働組合関係の著作が多くある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報