20世紀西洋人名事典 「W.ティボー」の解説
W. ティボー
Wayne Thiebaud
1920 -
米国の版画家。
アリゾナ生まれ。
’60年代のニューヨーク・ポップに呼応しカリフォルニア派と呼ばれるカリフォルニア・ポップの代表的作家。エドワード・キーンホルツらと共にウェストコーストで活動した。学生時代にフランシス・ベーコンの人間の凶暴性を思わせるイメージの作品に影響されており、’70年にはニューメキシコ大学内のタマリン工房で「インディアン永遠に」という石版シリーズを制作した。他にドライポイント・アクアチント作品の「Freeway Curve」(’79年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報