20世紀西洋人名事典 「W.T.グギ」の解説
W.T. グギ
Wa Thiong’o Ngugi
1938.1.5 -
ケニアの小説家。
リムル生まれ。
別名ジェームズ グーギ。
キクユ族の農民出身。幼少時マウマウ戦争を体験。1964年ウガンダのマケレレ大学卒業後、英国リーズ大学に留学。ナイロビ大学で教鞭をとる。’67年文芸誌「ズカ」を創刊。「泣くな吾が子よ」(’64年)、「一粒の麦」(’67年)、「血の花弁」(’77年)などを英語で著す。’77年反政府活動を理由に逮捕され、1年間獄中生活を送り、ナイロビ大学文芸科教授の職を失う。のちキクユ語で共同創作民衆劇「好きなときに結婚します」(’80年)、小説「十字架上の悪魔」(’81年)、評論集「政治の中の作家」(同年)を相次いで出版。’81年秋来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報