WHOの緊急事態宣言

共同通信ニュース用語解説 「WHOの緊急事態宣言」の解説

WHOの緊急事態宣言

正式名称は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」。感染症などが各国に保健上の危険をもたらす事態や国際的な対策の調整が必要と判断される場合に、世界保健機関(WHO)が出す最高度の警告。専門家で構成する緊急委員会の勧告を踏まえ、WHO事務局長が宣言する。発出後は緊急委が3カ月ごとに開かれ、宣言の継続・終了の是非を検証。2005年の制度創設から7例あり、14年のポリオ(小児まひ)、22年のサル痘(エムポックス)に対しては継続中。(ジュネーブ共同)

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android