日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
Windows Media Video
うぃんどうずめでぃあびでお
マイクロソフト社が開発した映像データのコーデック(圧縮形式)。略称WMV。マイクロソフトの独自規格で、使用されるファイルの拡張子は「.wmv」。Windows Media Player(ウィンドウズメディアプレーヤー)で再生が可能である。Windows Media Audio(ウィンドウズメディアオーディオ)(WMA)とともに、マイクロソフトの提唱するWindows Media Format(ウィンドウズメディアフォーマット)の中核をなす技術であり、音声部分の形式はWMAを使う。
おもにWindows OSで使用され、Mac(マック)など他のOSやスマートフォンでも別途「WMAコーデック」などをインストールすることで、再生可能である。ストリーミング配信とDRM(デジタル著作権管理)に対応していることから、映像配信サービスに多く採用されている。2014年1月時点での最新バージョンはWMV9。これを汎用規格化した方式である「VC-1」がアメリカ映画テレビジョン技術者協会で採用され、ブルーレイディスクなどの圧縮方式として使用されている。
[編集部]