X線の異常散乱(その他表記)anomalous scattering of X-rays

法則の辞典 「X線の異常散乱」の解説

X線の異常散乱【anomalous scattering of X-rays】

X線の場合に,入射X線の波長が,物質の構成原子の吸収端の波長に近いと,散乱過程において位相のずれが生じ,二次X線のため,回折写真のかぶりが大きくなる.対称中心のない結晶においては,これを利用して結晶の絶対構造を定めることが可能となる.わが国で多数金属錯体の絶対構造の決定が可能となったのはこれを活用した結果でもある.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む