X線異常分散(読み)エックスせんいじょうぶんさん

最新 地学事典 「X線異常分散」の解説

エックスせんいじょうぶんさん
X線異常分散

anomalous X-ray scattering

原子のX線に対する散乱能は,X線のエネルギーがその原子の吸収端エネルギーに近いときに大きく変化する。この事象が異常分散である。これに伴う散乱を異常散乱と呼ぶ。原子散乱因子f0は,原子内の電子を自由電子として記述されるが,実際には電子は束縛を受けており,吸収端近傍では,異常分散の影響により原子散乱因子の補正が必要となる。吸収端近傍での原子散乱因子は異常分散項を用いて,f = f0 + f’ + if’’ と表現される。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 栗林

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む