あんじょう(読み)アンジョウ

デジタル大辞泉 「あんじょう」の意味・読み・例文・類語

あんじょう〔あんぢよう〕

[副]《「あぢ(味)よく」の音変化》ぐあいよく。うまく。現在では、多く関西地方で用いられる。
「―、ものになるかならへんかわからんでも」〈井上友一郎受胎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「あんじょう」の意味・読み・例文・類語

あんじょう あんぢょう

〘副〙 (「あじよく(味良)」のウ音便化「味よう」の変化したもの) うまい具合に。上手に。具合よく。
洒落本・南遊記(1800)三「『コレおたね、今のは能(よい)かや』『アイしげがあんじゃうしたはへ』」
細雪(1943‐48)〈谷崎潤一郎〉上「味善(アンヂョ)う云うたら承知するやろと、あたしは見てる」

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