受胎(読み)ジュタイ

精選版 日本国語大辞典 「受胎」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐たい【受胎】

  1. 〘 名詞 〙 みごもること。懐妊すること。妊娠。
    1. [初出の実例]「今度后の宮御入胎につき、非常の大赦行るべきよし承る」(出典:幸若・硫黄之嶋(室町末‐近世初))
    2. 「受胎後七月以上なるとき」(出典:刑事訴訟法(明治二三年)(1890)三一九条)
    3. [その他の文献]〔埤雅‐巻七〕

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普及版 字通 「受胎」の読み・字形・画数・意味

【受胎】じゆたい

はらむ。みごもる。〔雅、釈鳥〕陰陽自然變論に曰く、鷺は目感して受胎し、鶴は影接して懷卵す。

字通「受」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の受胎の言及

【妊娠】より


【妊娠の生理】

[妊娠の成立]
 妊娠は,(1)卵の産生と排卵,(2)精子の産生と射精,(3)受精,(4)受精卵の着床,の四つの段階を経て成立する。受精卵が子宮内膜に着床する現象を受胎conceptionという(以上の諸過程のうち,(1)(2)については〈〉〈排卵〉〈精子〉〈射精〉の項を参照されたい)。(1)受精 通常,性交によって腟内に射出された精子は,腟円蓋部に貯留して精液池をつくり,精液中の精子は自身の運動によって子宮頸管内に進入する。…

※「受胎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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