ざんざら笠(読み)ざんざらがさ

精選版 日本国語大辞典 「ざんざら笠」の意味・読み・例文・類語

ざんざら‐がさ【ざんざら笠】

〘名〙 菅笠(すげがさ)一種。編みあげた菅の末を切りそろえないでそのまま頂に出したもの。宿駅馬子かごかきなどが用いた。また、頂に造花をさして祭礼笠としても用いた。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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デジタル大辞泉 「ざんざら笠」の意味・読み・例文・類語

ざんざら‐がさ【ざんざら×笠】

編み上げたすげ末端を切りそろえずに笠の頂部に出す菅笠。江戸時代、宿駅の馬子や駕籠かごかきなどが用いた。また、頂部に造花を挿して祭礼にもかぶった。

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