わたつみ

精選版 日本国語大辞典 「わたつみ」の意味・読み・例文・類語

わた‐つ‐み

〘名〙 (「つ」は「の」の意の古い格助詞。「海つ霊(み)」の意。後世は「わたづみ」「わだづみ」「わだつみ」とも)
① (海神) 海の神。その地方地方の海、雨、水をつかさどるといわれる。海神。わたつみのかみ。海(わた)の神。
書紀(720)神代上「少童此れをば和多都美(ワタツミ)と云ふ」
② (海の神がいる所の意から転じて) 海。海原
万葉(8C後)一・一五「渡津海(わたつみ)豊旗雲に入日さし今夜の月夜さやけかりこそ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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