デジタル大辞泉
「海原」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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うな‐ばら【海原】
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「うなはら」 )
- ① ひろびろとした海。広大な海面。滄海(そうかい)。うのはら。
- [初出の実例]「宇奈波良(ウナハラ)の沖辺にともし漁(いざ)る火はあかしこともせ大和島見む」(出典:万葉集(8C後)一五・三六四八)
- 「海原 ウナバラ」(出典:易林本節用集(1597))
- ② 湖、沼、池などの、ひろびろとした水面。
- [初出の実例]「とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原(うなはら)は かまめ立ち立つ」(出典:万葉集(8C後)一・二)
- ③ 海浜の開けた場所。海辺。
- [初出の実例]「宇奈波良(ウナハラ)の根やはら小菅あまたあれば君は忘らす吾忘るれや」(出典:万葉集(8C後)一四・三四九八)
うの‐はら【海原】
- 〘 名詞 〙 上代東国方言。=うなばら(海原)①
- [初出の実例]「大君の命畏み石(いそ)に触(ふ)り宇乃波良(ウノハラ)渡る父母を置きて」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三二八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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