エクマン流(読み)エクマンリュウ

デジタル大辞泉 「エクマン流」の意味・読み・例文・類語

エクマン‐りゅう〔‐リウ〕【エクマン流】

Ekman current》摩擦層内で方向や大きさをしだいに変えていく風や潮の流れ。スウェーデンの海洋物理学者の名にちなむ。エクマン吹送流

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のエクマン流の言及

【海洋大循環】より

…海面では海流が風に対し北半球では風下右方向(南半球なら左方向)に45度ずれて流れ,深さと共に流速が減ると同時に流向が変化していることがわかる。図2によって示される流れをエクマン流,またはエクマンらせんと呼ぶ。エクマン流の代表的な厚さ(ほとんど流れがなくなる深さ)はで表されるが,この値はAを渦粘性係数としても,現実の海ではたかだか10m程度で,海の深さ全体のうち表層のごく一部を占めているにすぎない。…

※「エクマン流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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