最新 地学事典 「ヒステリシス曲線」の解説
ヒステリシスきょくせん
ヒステリシス曲線
hysteresis loop
岩石の変形実験において,応力を減少させるときと増加させるときの応力─歪み曲線は必ずしも一致しない。すなわちグラフ上の両曲線間にある面積を生ずる。こうした応力─歪み曲線をヒステリシス曲線と呼ぶ。また,このとき応力を0にしても永久歪みが残り,これを除去するには逆向きの応力を加えなければならない。この現象がヒステリシスで,岩石がフック弾性体でない証拠の一つである。磁化履歴曲線をヒステリシス曲線と呼ぶこともある。
執筆者:加藤 碵一・林田 明
参照項目:磁化履歴曲線
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

