ヘモフィルス(その他表記)Haemophilus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘモフィルス」の意味・わかりやすい解説

ヘモフィルス
Haemophilus

真正細菌類ブルケラ科の細菌。細胞は細かな桿菌であるが培養により糸状となり,また変形が起る。非運動性,グラム陰性。常に寄生し,一定の成長添加物の存在するときのみ成長する。必ずしも病気を起すものとはかぎらず,健康な気道からもしばしば発見される。約 16種知られているが,なかでも H. influenzaeは R.ファイファーによってインフルエンザ患者の痰や排泄物,気道などから発見され,インフルエンザの病原とされたことがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む