ロフテッド軌道(読み)ロフテッドキドウ

デジタル大辞泉 「ロフテッド軌道」の意味・読み・例文・類語

ロフテッド‐きどう〔‐キダウ〕【ロフテッド軌道】

《ロフテッド(lofted)は「高く打ち上げられた」の意》通常よりも高い射角で発射され、高い高度に達した弾道ミサイルが描く、山なりの軌道射程距離は短くなるが、落下速度が速く、防御がより困難になるとされる。→ミニマムエナジー軌道

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共同通信ニュース用語解説 「ロフテッド軌道」の解説

ロフテッド軌道

弾道ミサイルを通常より高い角度で打ち上げる軌道。到達高度が高くなる分、飛距離が抑えられる。落下速度が速くなり迎撃が難しくなるとされる。北朝鮮は2016年以降の発射実験で多用。これまで「火星14」「火星15」「火星17」など大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験はいずれもロフテッド軌道で実施してきた。昨年7月には「火星18」を同軌道で発射し、約74分間飛行させた。(共同)

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知恵蔵mini 「ロフテッド軌道」の解説

ロフテッド軌道

通常の発射方法より角度を上げ、高い高度に打ち上げられた弾道ミサイルの飛行経路。射程距離は通常より短くなるが、1000キロメートルを超える高高度から落下するような軌道をとることで、着弾間際の速度がより高速になる。そのため、イージス艦などでの迎撃が困難とされている。

(2017/8/29)

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