大洋をまたいで大陸間を飛行できる陸上発射型の弾道ミサイルで、戦略核の運搬手段となる。米ソ間の戦略兵器制限交渉での定義に基づき、一般に射程5500キロ以上を指す。米国、ロシア、中国が配備している。北朝鮮は2012年4月の軍事パレードで開発中のICBM「KN08」を公開。15年10月の軍事パレードで改良型「KN14」が登場した。今年7月4日と28日には、米本土に届く射程1万キロ以上と推定される「火星14」の発射実験をした。(共同)
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…一方,V2を基礎とする,原爆を運べる大型長距離ミサイルの開発の可能性は,新しい技術や工業に多額の投資を要するわりに誘導精度が上がらず,このため1947年ミサイル開発計画を中止し,陸軍で小型ロケットの研究を続けるにとどまった。しかし,52年水爆が開発され,地対空ミサイル〈ナイキ〉がテストで戦略爆撃機に対する有効性を実証し,またソ連が大陸間弾道ミサイルintercontinental ballistic missile(略号ICBM)開発に大規模に取り組んでいるらしいとの情報等にかんがみ,ICBMの重点開発が検討され,その結果54年から〈アトラス〉の設計・製造を開始した。 ソ連は1949年原爆の実験に成功すると,その運搬手段としてV2を基礎にミサイルの研究・開発を着々と進め,57年8月ICBM完成を発表した。…
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