七種爪(読み)ナナクサヅメ

デジタル大辞泉 「七種爪」の意味・読み・例文・類語

ななくさ‐づめ【七種爪】

正月7日に、邪気を払うとして、7種の菜をゆでた汁に指先を浸したりしたあとに爪を切ること。七日爪薺爪なずなづめ 新年

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関連語 名詞 出典 実例

精選版 日本国語大辞典 「七種爪」の意味・読み・例文・類語

ななくさ‐づめ【七種爪・七草爪】

  1. 〘 名詞 〙 陰暦正月七日の七種の節供に、邪気を払うために、七種の菜(な)をゆでた汁に指を浸し爪を切ること。菜爪(なつめ)。《 季語・新年 》
    1. 七種爪〈歌川国貞画〉
      七種爪〈歌川国貞画〉
    2. [初出の実例]「琴の音やむ日七種爪をとり」(出典:雑俳・柳多留‐二五(1794))

七種爪の補助注記

「日次紀事‐正月七日」の条には、「七草〈略〉俗間以七草之湯爪剪之」の記述が見られる。

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