最新 地学事典 「中心核」の解説
ちゅうしんかく
中心核
core
地球内部の約2,890km以深の中心の部分。核とも呼ぶ。Fe, Niを主とするためニフェ(nife)とも呼ばれた。地震波走時曲線の解析から深さ約2,890kmでP波速度が急に遅くなり,S波は伝わらない。S波が伝わらないこと,地球潮汐の研究,地球の自由振動の研究から中心核は流体であると考えられる。中心核内のP波速度は8~11km/s,密度は10~13ɡ/cm3と考えられる。深さ5,100km付近にも不連続面があり,この内側を内核,外側を外核と呼ぶ。内核は固体と考えられている。外核は純粋なFeよりも明らかに低密度であり,その密度や弾性率から考えて,溶けたFeに10%弱のSi, S, Oなどが混じっている。
執筆者:金森 博雄・金嶋 聰
参照項目:地球の層構造
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

