主日(読み)しゅじつ

精選版 日本国語大辞典 「主日」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じつ【主日】

〘名〙 キリスト教教会暦による名称で、日曜日のことをいう。主(しゅ)なる神をあがめる日。キリストが日曜日の朝に復活したことに起因する。聖日安息日
※傷ついた葦(1970)〈曾野綾子〉一「太陽の日と言われる主日(シュジツ)(日曜日のこと)に〈略〉わたしたちの仲間は、皆一つ所に集り」

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デジタル大辞泉 「主日」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐じつ【主日】

キリスト教で、日曜日のこと。しゅの日。→安息日

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世界大百科事典(旧版)内の主日の言及

【教会暦】より

…7日目を安息日として労働を休み,礼拝集会を行った旧約の会堂の習慣は,その翌日,週の初めの日にキリストが復活したことを記念するキリスト者によって受け継がれ,週の周期は人類の暦に欠くことのできないものとなった。したがって〈主の日(主日)〉と呼ばれる日曜日は,その日に朗読される福音のできごとが記念される主の祝日であるとともに,毎週祝う小さな復活祭なのである。教会暦はこの主日を中心に構成されている。…

【祝祭日】より

…しかし1世紀後半から,ユダヤ教と同じ日を祝日としながらも独自の解釈を主張しだした。新約聖書にもみえている〈主の日(主日)〉,すなわち日曜日がその例である。だが祝祭日の大部分は,年一回祝う年祭であって,キリスト教徒がもっとも重要な年祭として早くから祝ったものは復活祭である。…

※「主日」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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