回転拡散(読み)カイテンカクサン

化学辞典 第2版 「回転拡散」の解説

回転拡散
カイテンカクサン
rotatory diffusion

流体中にある分子または微粒子が,回転ブラウン運動によりはじめの向きからだんだんと遠ざかって配向の記憶を失っていく現象.通常の拡散が,分子または微粒子の位置に関する拡散方程式で表されるのに対して,方向に関する拡散方程式,

により,t時間後の配向の分布fが表される.ここに,Dr は回転拡散係数,∇2ラプラス演算子である.球面座標で表すと,

となる.半径rの球状粒子が粘性率ηの流体中にあるときには,回転拡散係数は,

により与えられる.ここに,kボルツマン定数Tは絶対温度である.回転拡散係数は流動複屈折,電気複屈折(カー効果)の消滅過程,誘電緩和などの測定から求められ,また核磁気緩和を支配する重要な量である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...

乞巧奠の用語解説を読む