…第2次世界大戦後,受験競争が激しくなるとともに,受験雑誌は多種多様にわたり量も増大する。さらに入学試験のみならず,学校で実施されるさまざまな試験に対応して,予・復習ノート類,チャート式など,いわゆる学習参考書といわれるものが現れ,受験参考書との境界はあいまいになってきた。また近年は模擬テスト,添削指導などと呼ばれるコンピューターを利用したダイレクト・メール方式の通信教育テストペーパーが急成長を遂げ,教育社,福武書店(現,ベネッセコーポレーション)などが新勢力となって,従来の受験雑誌,学習参考書の市場が様変りしている。…
…初めは学校用の教科書がそのまま独学用の受験参考書とされたが,やがて,教科書のわかりにくいところを懇切ていねいに解説する講義録形式の本がふえ,さらには,実際の試験問題と類似の問題を数多く並べて〈実戦〉に備えられるよう配慮されたものが現れた。単なる学習参考書から受験本位の参考書が芽生え始めるのである。学校教育の充実が進むと,講義録風の学習参考書に対する需要は減少したが,試験問題解法式の受験参考書の需要はかえって増大した。…
※「学習参考書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...