当意即妙(読み)トウイソクミョウ

デジタル大辞泉 「当意即妙」の意味・読み・例文・類語

とうい‐そくみょう〔タウイソクメウ〕【当意即妙】

[名・形動]すばやくその場面に適応して機転をきかすこと。また、そのさま。「当意即妙な対応をする」
[類語]即妙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「当意即妙」の意味・読み・例文・類語

とうい‐そくみょうタウイソクメウ【当意即妙】

  1. 〘 名詞 〙 すばやく、その場に適応した気転をきかすこと。
    1. [初出の実例]「翁に至ては、細拝する姿あるべからず。当意即妙の舞風のみなるべし」(出典:明宿集(1465頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「当意即妙」の解説

当意即妙

すばやく、その場に適応した機転をきかすこと。

[活用] ―な・―に。

[使用例] 如何にも当意即妙の返答である[谷崎潤一郎*少年|1911]

[使用例] 相手をやっつけるにはまったく当意即妙の考えだと彼は思った[開高健*日本三文オペラ|1959]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の当意即妙の言及

【イマジズム】より

…その三原則は〈主題を直接に扱うこと〉〈提示に役立たない言葉を全部はぶくこと〉,そして〈従来のメトロノームのような韻律によらないで,自由な音楽のフレーズで詩を書くこと〉だった。彼は詩集《当意即妙Ripostes》(1912)の末尾に〈ヒュームの全作品〉と銘うって5編の短詩をのせ,これらをイマジストLes Imagistesの最初の作品と紹介した。パウンドがわざとフランス語を使ったのは,いかにフランスの新詩運動に対抗意識をもっていたかを示している。…

※「当意即妙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」