当手(読み)とうて

精選版 日本国語大辞典 「当手」の意味・読み・例文・類語

とう‐てタウ‥【当手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. この方。この方面
    1. [初出の実例]「当手のおん敵は悉く討亡し、鬼神と呼れし朝日将軍義仲を、石田の為久が討取」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)一)
  3. 当方。わが方。味方軍勢。わが軍勢。
    1. [初出の実例]「京都警固事、所被仰方々也、早相率官軍当手等、忩可令参洛給」(出典:園太暦‐観応二年(1351)一一月二六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android