文化層(読み)ぶんかそう

最新 地学事典 「文化層」の解説

ぶんかそう
文化層

culture layer ,culture horizon

地層中に包含され,挟み込まれている人間の営みの痕跡が,層として認定できる場合の総称。自然層中に石器が包含されている旧石器時代遺跡でも,遺物包含層としてのみ認められる場合と,明らかに生活面として認め得る場合の二様がある。堆積物がすべて人為層の場合,住居の床面やその他整地面などの把握により,鍵となる文化層の限定が可能である。文化層は,人為層・人工層と同義で使用されることがある。

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参照項目:生活面

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内の文化層の言及

【遺物包含層】より

…略称は包含層。欧米でいう文化層cultural layerにほぼ相当する。しかし,一つの遺物包含層が,時代を異にする幾つかの文化層に分かれることも多い。…

【文化圏説】より

…文化圏Kulturkreisという用語は,以前から一般的な概念として存在していたが,民族学の専門用語として1898年にL.フロベニウスが初めて導入した。1904年におけるF.グレーブナーの《オセアニアにおける文化圏と文化層》,H.アンカーマンの《アフリカにおける文化圏と文化層》の講演,さらに1911年のグレープナーの《民族学方法論》において,文化圏説は確立し,W.シュミットとW.コッパースは《民族と文化》(1924)において全世界にまたがる文化圏体系を設定した。シュミットやコッパースは,その学問を文化圏説とは呼ばず,文化史的民族学と称した。…

※「文化層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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