杉垣(読み)スギガキ

デジタル大辞泉 「杉垣」の意味・読み・例文・類語

すぎ‐がき【杉垣】

杉を植えならべて垣根としたもの。
盂蘭盆うらぼんのとき、精霊棚しょうりょうだなに杉の青葉を立て並べたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「杉垣」の意味・読み・例文・類語

すぎ‐がき【杉垣・杉籬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 杉を植えならべて垣根としたもの。すぎまがき。
    1. [初出の実例]「かぢかを生ん石鉢の水〈其角〉 隠家や杉垣はさむ秋深し〈巴風〉」(出典:俳諧・続虚栗(1687)夏)
  3. 盂蘭盆(うらぼん)のとき、精霊棚(しょうりょうだな)の上の周囲に立てめぐらした低い青杉葉の垣。
    1. [初出の実例]「杉垣の前で御経の切れっぱし」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android