次清(読み)じせい

精選版 日本国語大辞典 「次清」の意味・読み・例文・類語

じ‐せい【次清】

〘名〙 中国音韻学で、音の清濁四つ(清・次清・濁・清濁)に分類したものの一つ有気音次清音。〔韻鏡‐五音清濁〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の次清の言及

【字音】より

…最後の二つは,介音Mの相異を反切が明確に示し得ないために一見まったく同音に見える例(p+ie3=pie3)で〈重紐(ジユウチユウ∥チヨウチユウ)〉と呼ぶ。
[中国語の字音の諸漢字音への反映]
 中古字音の頭子音Iには,全清(セイ)(無気無声),次清(有気無声),全濁(有声),次濁(鼻音,流音など)の別があった。日本語は有気・無気の区別をもたないので,呉・漢音とも全清・次清の別を反映しない。…

※「次清」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android