気泡ポンプ(読み)きほうポンプ(その他表記)bubble pump; air lift pump

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「気泡ポンプ」の意味・わかりやすい解説

気泡ポンプ
きほうポンプ
bubble pump; air lift pump

空気揚水ポンプエアリフトともいう。揚水管の一部を水中に入れて,その下端圧縮空気を吹込み,水よりも軽い混合物をつくり,揚水管外の水との比重差を利用して揚水するポンプ。圧縮空気を必要とするが,機械的な可動部分がなくて故障のおそれが少い利点がある。欠点効率が低いこと,揚水管を深く水没させる必要があること,水圧脈動の影響を受けやすいことなどである。気体として不活性ガスを用い揚油用に用いるものもある。

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世界大百科事典(旧版)内の気泡ポンプの言及

【ポンプ】より

…原動機を必要とせず,高圧水のもつエネルギーによってポンプ作用をさせるところに特色があり,沸騰水型原子炉などで用いられている。(3)気泡ポンプ 圧縮空気を用いて揚水作用をさせるポンプ。水中に突っ込んだ揚水管の下端へ圧縮空気を吹き込むと,気泡が管内を上昇するが,それにつれて水もいっしょに上方へ移動する。…

※「気泡ポンプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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