潜伏芽(読み)せんぷくが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「潜伏芽」の意味・わかりやすい解説

潜伏芽
せんぷくが

植物の芽の一種で、長年にわたって休眠状態にあるものをいう。潜伏芽は周囲組織が成長するのに反してほとんど成長しないため、みいだしにくい場合もあるが、主軸上部が切断されたときなど、生理的環境によっては成長し始めることがある。極端な場合には、主軸の肥大成長によって二次木部の中に埋没した芽であっても、これを貫いて発育する。

[福田泰二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の潜伏芽の言及

【芽】より

…一部はそのまま休眠を続け,2年か数年後に展開することもあるし,また長く休眠を続け,やがて茎の肥大のため樹皮よりも内部に埋没してしまうことがある。このような芽は潜伏芽とよばれ,長いあいだ芽の状態で生き続けていて,樹木の上部が折れてしまったときなどに活動をはじめて枝となることがある。 落葉樹では秋に落葉のあと冬芽が残るので,冬芽は目だつことが多い。…

※「潜伏芽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む