炎色植物類(読み)えんしょくしょくぶつるい

精選版 日本国語大辞典 「炎色植物類」の意味・読み・例文・類語

えんしょく‐しょくぶつるい【炎色植物類】

〘名〙 単細胞生物一群。数珠状に連なった染色質から成る核と二本の鞭毛をもち、多くはクロロフィルa、カロチンキサントフィルを含む。動物と植物の中間的性質を持つものが多く、一つの自然群として取り扱う。同形配偶子による有性生殖と、遊走子などによる無性生殖が知られる。この類は、細胞にらせん状の横溝があるウズベンソウ類と、これのないものに分けられる。海産の植物プランクトンとして群生し、時に赤潮の原因となり、発光するものもある。最近は、渦鞭毛藻類とクリプト藻類に二分される。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android